演算子
演算子の種類と使い方などを例題を使いながら説明します。
演算子について
演算子には様々な種類があります。
値を代入したり計算を行ったり、値を比較することもできます。操作する対象は変数・関数・文字などです。
演算子にはそれぞれの役割がありそれらを組み合わせながらプログラムは作られています。
それでは演算子の種類を紹介しながら説明していきます。
算術演算子
算術演算子とは加算・減算・乗算・除算などを行う演算子です。
数学の計算と同じように加算、減算よりも乗算と除算が計算では優先されます。
式の作り方は変数に値を入れるように左側に変数(ここに計算結果が入ります)右側に計算式を書き、間に=を入れて完成です。
3行目に「a =1+1」とあります。上で説明したように左に計算結果・右に計算式なので、ここでの変数aには1+1の結果である2が入力されています。
演算子の種類
算術演算子で使われる演算子について説明します。
演算子 |
内容 |
例題 |
結果(説明) |
+ |
足し算 |
5+2 |
7 |
- |
引き算 |
5-2 |
3 |
* |
掛け算 |
9*7 |
21 |
^ |
べき乗 |
5^2 |
25 (5の2乗) |
/ |
割り算 |
7/2 |
3.5 |
¥ |
割り算の商 |
7¥2 |
3 (7÷2=3.5の整数のみ) |
Mod |
割り算の余り |
9Mod2 |
1 (9÷2=4 余り1の余り部分が入る) |
代入演算子
代入演算子とは、変数などに値を代入する演算子です。
式は以下のようになります。
変数1 = 変数2
このような「 変数1 = 変数2 」で変数1に変数2の値を代入することを表します。
上の式は変数に変数を代入しいぇいますが、変数に数値を加えた場合
変数1 = 変数1 + 10
このような式では、変数1に10を加えるという意味になります。
比較演算子
比較演算子とは、値同士を比較するときに使われます。「大きい小さい」「以上以下」などです。
また式に書かれた左右を比較して真、偽の判定にも使われます。
演算子 |
内容 |
例題 |
結果 |
> |
大きい |
3>7 |
False |
< |
小さい |
3<5 |
True |
>= |
以上 |
7>=3 |
True |
<= |
以下 |
1<=2 |
True |
= |
等しい |
7=7 |
True |
<> |
等しくない |
7<>7 |
False |
上の表の記号を使って条件判断などを行います。
論理演算子
論理演算子とは「○○または○○」などのように条件を組み合わせて使います。
条件には「条件判定」と呼ばれる条件判定の公式が入ります。
演算子 |
内容 |
例題 |
結果 |
And |
論理積 |
8>2 And 1 <=5 |
False |
Not |
論理否定 |
1>4 or 5 <=2 |
False |
or |
論理和 |
Not 7 > 9 |
True |
論理演算子では複数の条件を判断して処理を行うときに使用されます。
2つある条件を両方とも満たしているときに限り、処理が実行されます。
片方のみ満たしているだけでは処理は行われません。
文字列連結演算子
左右にある文字列を連結して1つの文章にするときに使います。
文字の連結には「&」もしくは「+」を使います。
この2つを式に取り入れることにより、変数や数値を連結します。変数には文字を代入することも可能です。しかし「+」で文字連結を行うときは両方の式に文字列が含まれている場合のみ連結を行うため、2つの式にそれぞれ文字列と数値が含まれているとエラーが表示されます。
そのため連結を行うときは「&」を使うことをお勧めします。