エラー処理
エラー処理 (バグ対策・デバッグ)について説明します。
エラーの原因と対処
一般的にバグとはエラーを引き起こす原因となるものを指しますが、エラーの発生する原因の全てがバグによるものではないのです。
コードの中にバグがなくてもエラーが発生することはあります。
デバッグとはコードの中のバグを修正することを言います。
エラーについて
一言でエラーと言っても、上にあるようにそれぞれ異なるエラー処理が発生します。
状況を分析し、その内容にあったエラーを選択して私たちユーザーに教えてくれます。
エラーと聞くと間違いやプログラムが壊れておかしくなってしまった?などと思われる方もいるかもしれませんが、エラーというのは「ここまでは正しい処理ができていたよ。」という目印です。今後も処理を継続していくための手助けをしてくれるものなので、エラーが発生しても焦らずじっくりと見直してみることが大切です。
VBA エラーのステートメント
On Errorステートメント
On Errorステートメントを利用することにより、エラー処理を有効にします。
有効になっている場合、エラーが発生した際に指定した位置までプログラムの制御を移動できます。
書き方
On Error GoTo Line
Lineにはエラー処理ルーチン(きまりごと)の名前を入力します。この名前を「行ラベル」といいます。
Lineにエラーが発生したときに移動する位置を指定します。
エラーが発生したときの処理
エラー処理ルーチンをプロシージャの最後尾に記入し、Resumeステートメントを利用すると、エラー処理後にプログラム再開の場所を指定できます。
Resumeステートメントとは、エラー処理ルーチン終了後にプログラム実行を再開。