繰り返し処理
エクセルで計算や作業をするときに、単純で同じ処理を繰り返すのはとても時間がかかりますね。これはマクロを作れば解決できることなのですが、同じ処理を繰り返し行うマクロを作るためには、同じ命令文を何度も繰り返し書く必要があります。数百などの数のデータを管理するマクロを1つ1つ書いていくのはとても大変ですね。
そんな時もし指定した回数分の処理を繰り返してくれたら、ひとつひとつ書いていく必要がなくなります。
このように指定した処理を繰り返し行う命令には、For ~ NextやDo ~Loopというステートメントがあります。
For ~ NextとDo ~Loopがそれぞれどんな処理を行ってくれるのか、それぞれを比較しながら説明していきます。
For ~ NextとDo ~Loop
繰り返し処理を行うステートメント
For ~ Next
指定した回数分繰り返し同じ処理を行う命令を出します。(5回の命令を出しました)
繰り返したら必ず次の処理に進みます。
[ ループ回数の確認 ]→ (1~5回目) →[ 処理1 ]→[ ループ回数の確認 ]
↓ 6回目
[ 処理2 ]
Do ~ Loop
条件に合うか照らし合わせる。合わない限り次の処理に進むことはできない。
[ 条件を出す ] → 条件に合わない → [ 処理1 ]
↓ 条件に合う
[ 処理2 ]
同じ処理を繰り返すとき、For ~ NextとDo ~Loopを使えば回数分同じプログラムを書く必要がなくなります。
ForとNextの間に処理とその回数を入力すると、回数分繰り返します。
Do ~ Loopでは何回繰り返すかは決まっていません。
VBAではこの繰り返し処理をループといいます。
次回からFor ~ NextとDo ~ Loopについてそれぞれ説明していきます。