オブジェクト変数
オブジェクト変数とは、オブジェクトの情報を変数という箱(以下変数)に入れた状態です。
今まで変数には様々な値などを代入してきましたが、オブジェクト変数は少し変わっていて、値などのモノをそのまま入れるのではなくオブジェクトの「位置情報」のみを変数の中に代入します。
これだけではまだわかりにくいので、別のものに例えてみましょう。
今回のオブジェクトは「車」であるとします。上でオブジェクト変数とはオブジェクトの「位置情報」のみが変数という入れ物の中に入ると言いました。
「車」というオブジェクトを変数の中に入れたい場合、「車本体」を変数に入れるのではなく「車はここに停めてあります」と書いたメモが入ることになります。これがつまり「位置情報」となります。
まとめるとオブジェクト変数とは、オブジェクトの本体ではなくそのオブジェクトがどこにあるか書いたメモ(位置情報)を入れた箱=(オブジェクト変数)となるわけです。
オブジェクト変数を代入するときは以下のような式になります。
「 Set 変数名 = オブジェクト 」
次にオブジェクト変数を実際に使ってみましょう。
オブジェクト変数とはこのようにA3セル(オブジェクト)をBox_A(変数)に代入することです。
ここでオブジェクト変数について重要なことがあります。.
それは「代入するモノ」です。
変数に代入するのとオブジェクト変数として代入するのでは内容が変わります。
⇒変数についてはこちら
上にも書きましたが、オブジェクト変数は値ではなくオブジェクトを代入します。
「 例:A1セルに「10」と入力されています。 」
このときオブジェクト変数の中に入るものはA1セルにある「10」という値ではなく、「A1セル」そのものです。
オブジェクト変数の流れを図で表すとこのようになります。
変数はこのようになります。
このようにオブジェクト変数はA1セルをそのまま、変数ではA1セルの値である10を代入するので、中身もそれぞれ変わってきます。
ここをしっかりと理解しておきましょう。