R1C1参照形式
R1C1参照形式とはシートの行と列の両方に番号をつけて参照する形式です。
マクロで行と列の位置計算をするときにはR1C1参照形式を使うと便利です。
R1C1参照形式ではRの後に行番号を指定し、Cの後に列番号を指定します。
その2つの結果からセルの位置を割り出します。
セルの位置を表すRとCのあとに続く数字の読み方は「Offset」で学んだ内容と同じです。
それではR1C1参照形式とはどのようなものなのか、実際に見てみましょう。
R1C1参照形式には「相対参照」と「絶対参照」が存在します。
いくつか例を作成するので、画像と文章を見比べながら理解していってください。
参照 |
内容 |
R[5]C |
同じ列で5セル下のセルを表す相対参照 |
参照 |
内容 |
R[3]C[2] |
3行下で 2列右のセルを表す相対参照 |
参照 |
内容 |
R3C3 |
行3の列3にあるセルを表す絶対参照 |
参照 |
内容 |
R[-3] |
アクティブセルの3つ上の行全体を表す相対参照 |
参照 |
内容 |
R |
アクティブセルのある行全体を表す絶対参照 |
R1C1形式はエクセルシートの列の表記を変えるオプション機能です。これが見難くて使いにくいという場合は無理に設定する必要はありません。
しかし、マクロを記録したときに「オートSUM」の機能を使うと数式がR1C1形式で表示されます。
そのため普段はA1形式を使っている方でも、「このような別表現もある。」くらいに覚えておくといいと思います。
