マクロの組み合わせ②
それでは、このページでは複数のマクロを組み合わせて1つのマクロを組み上げてみる事にします。1つのマクロを実行するだけで、東京、大阪、名古屋の売り上げデータがバラバラに全て印刷されるマクロをつくるために必要なものは何でしょうか?
実は、別に必要なものなんて何もありません(笑)
これまで学習してきたとおりに「マクロの記録」→「全ての動作」→「マクロの記録の終了」で何の問題も無く作成できてしまいます。
しかし、これだけ長いマクロをつくると、記録の途中でミスが出やすいことや、後から「大阪のデータを印刷するマクロ」だけを使いたいと思っても、そのようなことが出来ないなど(一度記録したマクロは基本的に分割できない)不便な点がたくさんあります。
そこで、この今回は
マクロA ・・・ 東京のデータを印刷 |
マクロB ・・・ 大阪のデータを印刷 |
マクロC ・・・ 名古屋のデータを印刷 |
という3つのマクロを、それぞれバラバラに用意し、後でそれらマクロを組み合わせる方法をとることにします。
これまで、散々マクロの作成をやってきましたから、データを印刷するマクロを作るだけなら、あえて説明しなおす必要もないかもしれません。
しかし、今回は1つのエクセルシートの中に、「東京」「大阪」「名古屋」という別々のデータが収録されており、それぞれのデータを抜き出して印刷をするマクロを作る必要があります。
次ページではこの「データを抜き出して印刷する」ために必要な「抽出」という概念を学ぶことにしましょう。