エクセルマクロの実践まとめ
エクセルマクロの実践では「複数のマクロを組み合わせる方法」や「マクロ実行ボタンの設置のしかた」について学習してきました。
マクロは1度、概念さえ理解してしまえば、あとはそれを応用していくだけだということが、これまでの例を通して学ぶことが出来たと思います。
エクセルマクロの実践で学んだことは、まとめると以下の2つです。
まとめ① 「長い操作のマクロ」をつくるときは「短いマクロ」を組み合わせる
長い操作のマクロをつくるときに、全ての操作を1度に行うのは非常に危険です。
なぜならば、記憶させる操作をミスする確率が格段に高まるからです。
長く、複雑な操作をマクロに記憶させる際には、より小さなまとまりのマクロを組み合わせて、1つの大きなマクロをつくるようにすると良いでしょう。
後から組み合わせやすいように、「範囲の選択」「データの抽出」「グラフの印刷」などのように1つのマクロを細かく、かつ分かりやすく記憶させておくようにしましょう。
まとめ② 頻繁に利用するマクロは「ボタンを設置」しておく
いくらマクロに記憶させているからといっても、いちいち記憶させているマクロをツールバーから表示し、実行するのでは、その作業に手間が掛かってしまいます。
頻繁に使うマクロについては、エクセルのワークシート上にボタンを設置し、そのボタンをクリックするだけでマクロが実行されるようにすると、作業効率はさらに向上します。
よく使うマクロについては 「ワークシート上へのボタンの設置」 これを心掛けて下さい。
以上、2つが「エクセルマクロの実践」で新しく学んだ項目です。
まとめに出てきている2つのルールを守るだけでも、マクロの設計が楽になるし、操作ミスも激減します。また、短いマクロを複数作っておけば、後で別のマクロをつくる場合にも短時間でつくることが可能になります。
マクロのコツをしっかりと覚えて、自分にあったマクロをつくれるようになって下さい。
次ページからは、マクロよりもさらに便利なVBAについて解説してきます。マクロに続いてVBAまで使えるようになったら「鬼に金棒」です。頑張ってついて来てくださいね。
