VBAの学び方
ここまで、VBAとマクロの関係について解説してきました。
普通なら、「それではVBAでのプログラミングについて学んでいきましょう~ 」となりそうなものですが、プログラミングを経験が無い人にいきなりプログラミングの話を始めてしまうと混乱を招いてしまうのも事実です。
そこで、このページではVBAの学び方について考えてみたいとお思います。
管理人が考えるに、VBAの効果的な学習方法は次の通りだと思います。
自分でつくったマクロとVBAを見比べながら学ぶ
前のページでマクロとVBAが本質的には同じものであることを知りました。
この性質を利用てVBAを学んでしまおうとうのが、VBAの勉強法として紹介する1つめの方法です。
例えば、私たちが日本語以外の言語を学ぶ際には、新しく学ぶ言語を一度、日本語に翻訳してから理解しようとしますよね?あれと同じ原理をVBAで使います。
英語の場合ならば
I have a pen .
という英語の文章を、いったん日本語の文章に翻訳し、
私は(1本の)ペンを持っている
というように、2つの言語を対応させて新たな言語を学習しますね。
マクロ⇔VBAについても同様に、マクロの記録で記録したマクロをVBAに一度変換し、この2つを比べながらVBAについて学んでいくことが可能なのです。
つまり、
A1のセルを選択 → A1のセルの背景を赤色にする
というマクロの記録は
Range("A1").Interior.ColorIndex = 3
というVBAと同じ意味だと言うことです。
このようにして1つ1つコードの意味を覚えていけば、大きな混乱も無く、自然にVBAの知識を吸収していくことが可能です。
面倒に見えますが、このように2つのものを繰り返し見比べていけば徐々にVBAのコードの知識が身についていきます。
スクールを利用する
もう1つオススメの方法があります。
それはスクールを利用する方法です。
マクロくらい単純で簡単なら独学でも何とかマスター可能ですが、VBAでプログラミングコードをいじるとなると一気に難易度は上昇します。やはり、「独学だけ」と「その道のプロから学ぶ」のでは圧倒的に学習速度が異なります。こちらの方法は、「仕事で必要なので急いでVBAの知識を身に着けたい」という方には特にオススメです。
最近は、資格の取得に対して【企業】や【ハローワーク(公共職業安定所)などの公的機関】から補助金がもらえることも少なくありません。このような制度を利用しながらスクールに通えば、ほとんど自己負担無しで技能を習得できることさえあります。VBAが使いこなせる人は現場では少ないので、キャリアアップを考える方はチャンスですね。ハローワークは最大上限10万円まで資格の取得に補助金を出してくれるようです。(参考リンク:教育訓練給付金制度について)
だいたいのスクールは無料で資料をくれるので、興味がある方はとりあえず資料請求をしてみることをおすすめします。
実は私は通信講座でマクロ・VBAをマスターしたのですが、やはり手っ取り早いのはスクールに通うことでしょう。短時間で身に付けたい方にはおすすめの方法です。
講座を受講すると少しだけお金は掛かりますが、補助金を活用するなど、やり方はいくらでもありますね。私の場合は、VBAをマスターしたことによって、業務量が激減しましたので講座代くらいはすぐに回収できると思いますが・・・(笑)
以上、管理人が考える「VBAの学び方」です。
他にも様々な方法があるかもしれませんが、万人におすすめできるのは上記の2つです。
どちらにしても、いきなりVBAのコードを書くことからはじめるのだけは無謀だと思います。
よりやさしい方法で、楽しくVBAを学ぶようにしましょう!